5月24日(日) 悠久の森づくり視察研修会に参加して・・・
5月24日(日)に、令和7年度(7年7月~8年6月迄)の森づくりリーダー養成講座の一環として開催された橋本山(徳島県那賀町)での「悠久の森づくり」研修会に、参加いただきました研修生(6名)の皆さんから感想が寄せられましたので、先ずは第1弾としてご紹介させていただきます。
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田邊 貴将 地域おこし協力隊(安芸市)
安芸市地域おこし協力隊の田邊貴将です。
先日は、橋本山の視察研修に参加させていただき、ありがとうございました。
橋本山の視察研修の感想を遅らせていただきます。
今年の3月の若手林業ビジネスサミットで、滝川さんの著書「橋本山・生きる森をめぐる」をご紹介いただきました。

本を読んでいくうち林業に対する考え方のみならず、人としてどうあるべきかを考えさせられ、実際に橋本山の視察研修に参加しました。
実際に橋本さんから解説していただき、どのように作業道を整備し、適正に間伐して、森を整備しているかを教えていただき、本に書いてあることよりもリアルな林業に対する考え方を聞け、貴重な経験となりました。

今回の研修で一番印象に残ったことが、3つあります!!
1つ目=「自然を観察し、自然から学びなさい」
2つ目=「林業に関わらず、人生の参考となるいい人と出会いなさい」
3つ目=「作業道は適切な道幅で、根や石を使い自然と共生して水を排除しなさい」
今回の研修を通して、林業の勉強もさせていただきましたが、人間としての勉強もさせていただきました!!
植物や動物と同じ自然の中で生活している人間こそが、自然を観察して、自然に対して感謝し、自然から学ばなければならないと感じさせられました。

最後に、橋本さんとご挨拶させていただき、橋本さんから
「林業未経験者でも少しづつ頑張っていけば、やがて杉や檜のような大木となる人間になるから、何事にも継続する気持ちを大事にしてください」と貴重なアドバイスをいただき、自分の人生経験になりました。
貴重なお時間をいただきありがとうございました。
5/31日(日)の滝川山の視察研修にも参加させていただきます。
併せて、6/6(土)の林業研修と懇親会にも参加させていただきますので、よろしくお願いいたします。
今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
清野 快斗 地域おこし協力隊(安芸市)
橋本先生の「常識に囚われるな」という言葉が特に印象に残りました。
常識に囚われ、何も考えずに道づくりや山づくりを行うのではなく、さまざまなことうを実際に試してみることで、多くの発見があるというお話しがとても心に残りました。

また、印象的だったのは作業道にほとんど植物が生えていなかったことです。
その理由として、日当たりや風通しなどが大きく関係していると教えていただき、山の環境は少し条件が違うだけでも大きく変化するのだと感じました。
さらに、山づくりは単に木を切植える、木を切る、道を作るということだけではなく、土や水、風といった自然全体の流れを考えながら行うことが大切なのだと学びました。
実際に現場を見ることで、本やインターネットだけだは分からない多くの気づきを得ることができました。

また、橋本山では改めて、さまざまな植物が生えている森の美しさを実感いたしました。
多様な生態系を守っていくことも、林業という仕事の大切な使命の一つなのだと思います。
今回の見学を通して、山と向き合う上では固定概念にとらわれず、自然の仕組みを理解しながら試行錯誤していく姿勢が非常に重要なのだと感じました。
自然を相手にする仕事は、机上の知識だけでは成り立たないのだと実感するとともに、林業の奥深さを強く感じる一日となりました。
落合 圭太 Ⅰターン移住希望者(大分県)
橋本山は、まるで庭園のように感じた美しい場所でした。
こんなにたくさんの種類の木や植物が共存している森は初めてでした。

林業のことは素人なのでよく分かりませんが、そこにある生命を生かそうと手を入れられていることが伝わってきて、森の中に身を置くこと、歩くことがとても心地良かったです。
橋本家は勿論、参加者の皆さんとも色々なお話をすることができ、楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
福長 唯 Ⅰターン移住者(大豊町)
「やってみる」大切さを感じました。
手を動かす・観察する中で、自分自身の気づきを形にしていく。
知識を頭で理解することも大切だと思っていましたが、そもそも得た知識が教えてくれた人の立場によって違っていることもあるんだと知りました。

自然には「思い通りにならない」印象があり、だからこそ経験不足の自分が手を出すことに躊躇している部分があるのですが・・・
橋本さんは、観察を通してすぐに答えが出ない部分に面白さを感じているのかなとも思いました。
楽しそうにお話しする姿が印象的でした。
今回学んだ橋本さんの姿勢を、今後の暮らしの中でも活かしていきたいです。
蒔田 真也 Ⅰターン移住者(大月町)
先日の橋本山研修では大変お世話になりました。
すこし遅くなりましたが、感想を送らせていただきます。
昨年、大月町に移住してから、チェーンソー研修などを通して林業に興味を持ち、様々な研修に参加させていただいています。

橋本光治先生には、以前大月町で開催された作業道の研修でお世話になりました。
今回の研修では、橋本光春先生が施業された橋本山を見学できる貴重な機会でした。
実際に現地を拝見し、自然の力を利用した崩れない道づくりの工夫や経済性、合理性を兼ね備えた山づくりには深く感銘を受けました。
また、林業における50年、100年先を見据えた長期的なビジョンの重要性を強く実感いたしました。
こうち森林救援隊の皆さまには、大変貴重な機会をいただき心より感謝申し上げます。
滝川 景伍 自伐林業家(佐川町)
今回の研修参加者は、林業実践者から、これから始めようと思っている方、農的な暮らしの中に山づくりを入れていきた方、花が好きな方、直接は作業しないが山とかかわりがある方など、多様なバックボーンを持つ人が集まった。

どの型の視点でも、山を愉しめる。
それが橋本山の懐の広さだ。
私ももう何度も来ているが、いつも新しい発見がある。
今回は朴の花をはじめて見られた。
そんな中で、感じたこと。
真に経済的な豊かさとは何か。
橋本さんの山づくりは、素材生産性にとらわれていない。
針葉樹と広葉樹を共に育てて、土壌を肥えさせ、保水力を高め、生物多様性を実現するという、もっと広い視野と長期的スパンで山づくりをとらえている。
豊かな山からは、清らかな湧水が湧き出し、川や海にすむ生き物に恵みを与える。
農業や漁業など一次産業だけでなく、ものづくりをする二次産業でもきれいな水は欠かせない。
そもそも、人間が生きていくためには、水はなくてはならない存在だ。
その水はどこから来るのか?

延子さんが、「山持ちさんで、継ぐ人がいないからと、木を全部切ってしまう人がいるけど、その人は水を飲まないのか?」とおっしゃっていたのが印象に残る。
山は誰かの持ち物であるが、そこからもたらされる恵みは、個人の枠を越えて、流域に住む多くの生命に影響を与えている。
この公共性の高さを山を持つ者は、責務として常に考慮しなければならないと感じる。
木材増産を目指して、目先の丸太生産だけを増やすことだけにしか目がいかない。
そのために多くの犠牲を強いているのが現在の日本の林業だと感じる。

橋本さんは、その真逆を行く。
豊かな山は、土砂流出量を減らし、土壌を豊かにし、将来の需要に沿えるよう木材の種類や在庫を増やし、雨水を蓄え、訪れる人々に癒しの空間を与える。
時間はかかるが、真に経済的なのはどちらかは明らかだ。
そのために、忠久さんがおっしゃっていた「継続」させていくことが大切だ。
家族間での継続が難しければ、地域住民による継続性を持たせる。
豊かな山づくりをし、その結果が見えてくれば、直接継承できずとも、方針は示せるはずだ。
林業は結果が出るまでに時間がかかる。
私も10年と少し、山づくりに携わってきたが、林業の世界では間伐がやっと1周目というところ。
次回の滝川施工地視察では、その過程を見ていただければと思います。
貴重な機会をいただき、感謝いたします。
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以上、現在寄せられております橋本山研修会参加者(6名)からの感想編でしたが、如何でしたでしょうか。
高知の魅力に惹かれてⅠターン移住を模索されている方や、既に実現されて本格的に林業を目指している方など、森づくりへの意識の高い方々からの生の声の反映となっておりますよね。
今回の研修会に参加された方は、事務局(2名)も含めますと18名となっておりました。
参加者からの感想はまだまだ寄せられているようですので、第2弾~3弾としてご紹介させていただくことになりそうです。
続編も、どうぞお楽しみに~!😀