幡多出張養成講座・三原村編
前夜のオンちゃん達の熱気が四万十川の清流をも熱くさせてしまったのか、出発の朝は濃い朝もやに包まれる幻想的な世界が迎えてくれておりました。


白い霧のカーテンに差し込んでくる陽光の創り出す光景には、思わず足を止めたくなるような衝動に駆られることとなりましたが、そんな思いも振り払うかのように、一路三原村へと向かうこととなりました。
三原村では、田野正利村長を表敬訪問。
村長からは、三原村の進める4つの基本目標
①産業振興による雇用の促進
②新しい人の流れ
③子育て及び人づくりの環境整備
④地域の連携により人々の暮らしを守る
についてや森づくりの説明を受けるとともに、過去には来須野公園(村有林)で行われていた流鏑馬を始めとした地域の伝統的な行事が廃れてしまってきたことへの嘆きの想いもお聞きしたうえで、同公園での整備へと向かわせていただくこととなりました。


来栖野公園の入り口付近は桜、そして奥にはモミジやツツジが植えられた癒しの森でした。
只、流鏑馬などの行事が行われなくなってからは手入れが行き届かず、人が立ち入ることができない程に荒れてきておりました。
整備の進め方としては、先ずは下草類や灌木類の除伐採から。
そして、伸び放題で暴れ株状態となっていたツツジも除間伐して陽光の入る明るい森へと変貌させていきます。


今回の研修生として参加していただいた地域おこし協力隊の皆さんにもお手伝いをいただき整備を進めて行きますと、徐々に斜面全体に陽の光が入るようになってまいりました。
灌木類に覆われてきていたモミジも随分とスッキリしきましたよね。


切り出された灌木類は搬送用の2トントラックに積み込まれることとなりましたが・・・
僅か3時間足らずの作業で満載される量となり、「オンちゃん部隊、恐るべし・・・」を実感していただけることとなりました。(笑)


除伐採作業終了後には、来栖野公園の散策道を確認させていただきました。
中腹までは遊歩道としての整備が進められていたのですが、残念ながら途中からは未だ立ち入ることができない状態でした。

まだまだ十分な整備とは言えず後ろ髪を引かれる思いも抱きつつの帰高となった出張講座でしたが、三原村の森づくりビジョンへの想いの強さは実感させられる意義深いものでもありました。
青年団との繋がりから始まった今回の幡多出張講習でしたが、西土佐や三原村での受け入れ体制には感動させられるものがございました。
第2~3弾の講座開催へと引き継いで行けるように期待を寄せていきたいものですよね。(^O^)
お世話をお掛けいたしました両地区の皆さま、本当にありがとうございました。
何時も拝読させていただいています。
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嬉しいコメント、ありがとうございます。
こうした応援が、マンネリ気味になりかかってしまう気持ちを奮い立たせてくれます。
これからもよろしくお願いします。
事務局長
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