神風に救われた広葉樹伐採編(第1863号)

 この日は、オンちゃん部隊の一員である松岡武志さんの知り合いからのご依頼にお応えしての本山町山崎での出張整備でしたが、当日は冷たい北風と吹雪のような雪にも見舞われるという、寒さの苦手な事務局長としては少々厳しい天候に見舞われることとなりました。
 作業の内容はスギ林を覆うように成長してきた椎を伐採して欲しいというもので、現場で確認したその対象木はまるで山の主ではないかと畏敬の念を抱かせるような大樹(2本)でした。

 先ずは一本目からですが、受け口を作って両サイドからの差し込み切りの後に背もたれ部分にも切り込みを入れて倒していきます。

 スギの木も1本だけ巻き込んでしまいましたが、ほぼ狙いとおりの伐採成功となりました。

 後は、入山の邪魔にならないように幹部の玉切りや枝先を払っていきますが、何せ株本直径は1mサイズの椎の木ですのでその整理作業も安全に考慮して慎重に進めなければなりません。

 木々の合間に挟まるように倒れ込んでしまったスギの木の処理も済ませて、1本目は完了です。

 そして、更に一回り大きい2本目への挑戦でしたが・・・
 伐採方向の足場の確保が儘ならず、受け口を作るのさえも一苦労です。

 こちらも両サイドからの差し込み切りを行って伐採の準備を済ませた後、最後に残った背もたれ(ツルの部分)に切り込みを入れていきます。

 ツルの切り離しを微調整しながら倒していきますが・・・
 若干右側を切り過ぎてしまったのか、枝先が残存のシイの木の枝に絡んでしまい最悪の形の掛かり木となってしまいました・・・🤧

 仕方なく切り株から切り離して、その襲撃で倒そうと試みてみましたが・・・
 数トンはあろうかという大樹が切り株の上にドンと座っておりますので、中々上手くはいきません。

 台座となっている切り株部分を慎重に削り取っていたその時、部妙な木の動きとともに頼りのチェーンソーが挟まれてしまいました。
 最悪の上の最悪・・・は何て表現すればよいのでしょうかねぇ。🤧
 こんな時の頼りとなるチルホールも持ってきておらず、仕方なく一旦下山することに・・・

 昼食も取りながらの試案の果てに、山主さんからお借りすることとなったチェーンブロックを抱えて再度登ってきますと・・・
 何と、神風が吹き、掛かり木が解消されておりました。(^O^)

 もうこれは天国から見守ってくれている諸先輩方のお蔭としか言いようがございませんよね。
 天に向かって、心より合掌させられた事務局長でございました~!(^O^)


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